名古屋市/多奈波太神社と星神社

●多奈波太神社(たなばた)/愛知県名古屋市北区金城4-13-16


式内社で祭神は、天之多奈波太姫命(天之棚機姫命)
天之棚機姫命を祀る神社では最古であるかもしれない。


名古屋城の北方にあり、築城時に現在地に遷された。
戦前には周辺は七夕の森として木々に囲まれていたが、戦中に高射砲基地とするために切り倒されたという。


現在の地名になる前は七夕町であり、いまも周辺の町内会には七夕の文字が残っている。


なお、当社を織姫として北方を流れる庄内川を天の川にたとえ、対になる牽牛とする星神社がある。

●星神社/名古屋市西区上小田井1-172


多奈波太神社の対となる牽牛に相当する神社とされる。
延喜式の坂庭神社の論社でもある。
今は河川敷となっている庄内緑地公園の堤防下にある。


祭神は、大己貴命・天香香背男・牽牛星・織女星としている。
天香香背男=天津甕星ゆえに星神社と称しているのだろう。


(水)

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